倒れても、何度でも

失敗も、迷いも、すべてが今の技術に宿っている
とことん、価値に挑む

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倒産

2009年
エヌテクノロジー株式会社
私は会社を倒産させてしまった。
Web3Dアプリの事業化に取り組んでいた頃のことです。
全力を尽くしたものの、何も残せず、深い悔恨だけが残りました。
「もっと押し通すべきだった」
「あの判断は正しかったのか」
「社員は有能なのに任すことを考えなかった」
など
その反省が、次の挑戦の原点となりました。

再起

2012年
タクシードライバーとして生活費を稼ぎながら
再起をかけて株式会社とことんを設立
社名には、「もう二度と中途半端なことはしない」という強い決意を込めました。

再起のきっかけは、倒産直前に知った「切り抜きサービス」でした。
背景と前景を分離するグラフカットの技術を活用し、全自動の切り抜きアプリを開発。
その後もクロマキー処理やAIによる画像処理に取り組み、改良を重ねました。

事業化を断念

2018年
しかし、市場のニーズや撮影環境との乖離があり、
販売には至りませんでした。
現実を受け止め、切り抜き技術は「白抜きサービス」として
無償で提供する判断をしました。

価値あるものを求めて
ピンボケ補正や超解像技術、アプリプラットフォーム事業など、
様々な可能性を模索・検証する毎日でした

年収1億円ビデオ

2024年3月
ある動画と出会いました
ダン・ケネディ氏の「年収1億円ビデオ」

結構面白いけど
「長尺のビデオを1時間もかけて見るのは、正直、時間がもったいない」

興味のあるテーマでも、
自分には何本もじっくり見る時間も気力もない
「必要な部分だけを素早く把握できれば」
もっとたくさん見られるのに
そう思ったのです

自分のために

2024年10月
そこで、私自身のために、AIを活用して
「長尺動画の要点だけを自動で切り抜くソフト」を作りました。
私はこの切り抜き動画を“要約動画”と名付けました

まず要約動画で主旨を把握し、
「もっと深く知りたい」と思えば、オリジナルの動画を見ればよい
「要らないな」と思えば、次のビデオを要約動画化する

思いがけなく使えるツールになってました
自己啓発動画だけでなく
いろんな動画に使えるのです

悩み? 苦痛?

2025年
気づいたのです
“要約動画”は、世にあるYouTubeの「切り抜き動画」と同じ発想だったと
つまり、「動画をすべて見るのは面倒くさい、しんどい」
「まずは要点だけ知りたい」
という欲求を、多くの人が抱えているのだと知りました

ならば、「要約動画を作るツール」をUIを整備して提供すれば、
同じ悩みを抱える人々に役立てるはず
時間という貴重な資源を節約して、
それができれば、きっと喜んでもらえる

この確信から、「切り抜き動画自動生成サービス」の事業化に踏み出しました。

挑み続ける

道は平坦ではありませんが、
一つ一つ、確かな手応えを感じながら歩んでいます。

技術に対して、実直に
価値に対して、誠実に

私たちはこれからも、
創造の本質に、質実剛健で挑み続けます。